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男はつらいよ「寅次郎の青春」ロケ地の堀川運河 [映画]

男はつらいよ第45作「寅次郎の青春」のワンシーン

寅次郎:「静かな街だね~」
蝶子(風吹ジュン):「どこ行くの~これから」
寅次郎:「さ~どこ行こうかな?」
蝶子:「散髪していかんかね」



昭和の風景を写し込んだ寅さんの映画は好きだ
ゆういちが幼少の頃や二十歳を迎えたあの頃の時代と重なり、タイムスリップを体験しながら、話の結末が全てお見通しの安心感で楽しめる映画だからだ
宮崎ロケである第45作は何度か見る機会があったが、実際にそこを訪れることは今までなかった
車で二時間もあれば行けるのだし2023年ゴールデンウィークは「堀川運河」を目指して足を運んでみた



やってきた、念願の堀川運河に
1686年に完成か、引き算すると337年の年月を刻んできたわけだ
ここから南側である写真奥には、あの石橋、堀川橋が見える
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運河の水面へは護岸からの階段
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グリーンの絵具を溶かしたような運河上に堀川橋
この石橋は1903年に完成らしい
これは引き算してみると130年
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吾平津神社(あひらつじんじゃ)の右側にある案内板は「男はつらいよ」のロケ地であると教えてくれる
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なに!?その吾平津神社の石灯篭には猫・・・
ニャンコのお気に入りの場所らしい
こんな平和でのんびりとした風景の一コマを見ただけでも、
ここを訪問した甲斐があったかもしれない
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家屋の二階が玄関になっているのには訳があった
船の航行ができるように橋のアーチを高くする必要がある、
ということは両岸の道路をかさ上げしなければならないからだった
写真の白い家屋の手前の緑地帯が更地なのだ
映画撮影当時は家屋が存在していた
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その白い家屋は映画では蝶子(風吹ジュン)が営む理髪店
寅さんが二階から手を振るシーンも鮮やかに蘇る
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木材を筏に組み船が牽引する光景は、今や見られることもないのであろう
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寅さんのセリフにあったように、今でも静かな街である
世間ではゴールデンウィークもピークの真っ只中、ゆういち一行以外に観光客を誰ひとり見ることはないせいか静かである
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映画ではここからのワンカットもあった
一隻のボートが左から右へ・・・
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北側を望む
運河沿いのサピア日南ショッピングセンター
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油津大橋
手前には船着場に二艘の木造船
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静かな街油津とニャンコのおかげでホッコリした気分になっていたが、
13時を回り空腹のエネルギーがラーメンの検索を始めている・・・
帰路途中、志布志のマルチョンラーメンに突進し、ラーメン大をすすり、額に汗を滲ませながらスープをゴクリ・ゴクリと飲んだ
寅さんご馳走様でした
日付:2023/5/5
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トップガン(TOP GUN) [映画]

古いアルバムの整理していたらアメリカ、サンディエゴ のミラマーエアーショーの写真が何枚か出てきました。1986年に映画トップガンの舞台となったミラマー海軍基地です。
今年2020年7月に「トップガン マーヴェリック」が公開予定となっていることもあり、早く新作を見てみたいと、気持ちが高ぶってしまいました。

※追記> 日本公開は2021年夏に延期か?

これらの写真は1990年7月28日のタイムスタンプなので、映画から4年後の今から30年前です。当時は映画も見ていなかったので、滞在する近くに基地があるということしか知りませんでしたが、何かの情報でエアーショーがあると聞いたので行ってみた時の写真です。
ジリジリと容赦なく太陽が照りつける、雲ひとつない快晴の日、その空は、青いペンキだけで隙間なくきれいに塗った、一年に数回しか見ることができないであろう空でした。
その迫力といったら、どう文章で表現したら読んでる方に伝えられるかわかりません。
少年期に見た近所の航空ショーをふと思い出しましたが、航空技術の発達はともかく、圧倒的な違いを見せつけられたものでした。
近所の航空ショーとミラマーを比べるのも変な話ですが。
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当時、暑さに耐えられなくなって基地内の土産物屋で買った帽子です。
この帽子かぶって、新作を見に行こうかな♪
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我が家の窓から毎日見える航空ショー
綺麗だけど「あ~うるせぇ」
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2機いっしょに飛んでる、「あ~うるせぇ」
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1機でも「あ~うるせぇ」
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男はつらいよ「寅次郎真実一路」ラストシーンロケ地 [映画]

かねてから気になるスポットがあったので行ってみました。
そこは鹿児島県の薩摩半島、国道270号線を南下し長い坂道を下り終えた中原交差点を右折して600m、その場所へ。


男はつらいよ「寅次郎真実一路」のラストシーン、廃線となった駅でのシーン。
そこは、(旧住所表記)鹿児島県日置郡吹上町の伊作駅<イザク>。
映画のシーンでは、寅次郎と相棒がいくら駅で待っても汽車は来ないのです。二人がホームから線路を見ると、既に廃線となった南薩鉄道は線路も外されて何もない。どう見ても汽車が走れるわけがない。

ポンシュウ:「ダメだ寅 こりゃいくら待ったって汽車なんて来ねえよ」
寅:「あ~あ~あ~あ~ あ~ダメだ ダメだ こりゃいくら待ってもダメだ」

現在の住所は鹿児島県日置市吹上町中原です。
面影はありませんが、周りの建物が当時のものと重なるところがあり間違いなくここだと確信しました。やはり寅さんの映画に出てくる映像は遠い過去のもので、旧伊作駅の面影はありません。

バスの待合所
当時の伊作駅には似ても似つかないけど、駅らしいものを残したいという思いが感じられました。
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薩摩湖の方向、きつい勾配を汽車は登り下りしていたようです。
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看板裏は図書館になってます。
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鹿児島県日置市吹上町中原の現在の衛星写真。
現在の写真からでもおおよそ線路がひいてあったであろう場所はなんとなくわかりますが、過去の衛星写真から線路を描いてみることにしました。
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国土地理院→地理空間情報ライブラリー→みたいエリアの場所を拡大→「情報」ボタン→空中写真・衛星画像→年代選択。で、古い衛星写真(航空写真)が見られます。古い写真は衛星ではなく、航空機から撮影した写真です。
今回は、吹上町の1961-1969年を引用しました。
それを道路や川や学校を目印にGoogle Earthで重ね合わせします。
縮尺と回転が一致しないといけないので、チャチャっと というわけにはいきません。
根気強く粘ってるとピッタリ一致するんですね。
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過去の南薩鉄道の線路を黄色で書いてみました。
大きなUの字で町まで来ていたんですね。
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拡大して、伊作駅が桃色の丸です。
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わくわくしながら子どもの頃住んでいた土地を訪れ、様変わりした景色に驚き寂しい思いをしたような心境でした。当時のものがもう少し残っていればよかったのに残念です。ここから1Kmほど北の、吹上高校前にある薩摩湖はオープニングの撮影現場です。衛星写真に書き込んだ黄色い線が道路になっていますので、薩摩湖は目と鼻の先です。そこには何十年も前に、花火大会を見に行った思い出があります。花火自らの煙で肝心の花火が見えなかったので皆苦笑いしていた光景が印象的でした。

ここから、さらに南下すれば「007は二度死ぬ」のロケ地に記念碑がありますので、チャンスがあったら行ってみたいです。






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